著者は、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年が訪日市場のピークではなく、その後も伸びていくポテンシャルがあると説く。そのためには、外客の多くがリピーターになっていると思われる同年以降、おもてなしの進化と、より深い地域連携が必要で、シェアリングエコノミー、ICT・SNSの進化の加速を予測する。
本書では、飛騨高山(岐阜県)や城崎温泉(兵庫県)、かやぶきの里(京都府)など6カ所の最新事例を紹介した上で、インバウンドを成功させる「7つの力」の必要性を強調している。
中村氏はドン・キホーテで広報・IR・マーケティング・新規事業の責任者を歴任。現在ジャパン・インバウンド・ソリューションズ社長として、インバウンド分野のコンサルティング業務やプロモーション連携事業などに携わっている。
朝日出版社発行。1500円(税別)。
第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)
- 1位草津、2位道後、3位下呂